プログラミングを学び、それを活かせる職場を探す時考えておくことが幾つかあります。
まず第一に、学んだプログラミング言語には賞味期限があるという事です。時代と共にプログラミング言語は進化します。
次々に新しい言語が登場し、それを使いこなせるプログラマーが求められます。
つまり、新しいプログラミング言語を学び続けなければ、プログラマーとして働き続けることはできないのです。
多くの場合、プログラマーとして、IT企業に就職しても、ある程度の年齢になるとSEを目指すか、営業職を目指すか、選択しなければいけなくなると考えておかねばなりません。
でも、この期間に得た論理性、正確性などの能力は他の職に就いたとしても、無駄にはなりません。
一方、使用するプログラミング言語が変わらない職場もあります。
例えば製薬企業のデータ解析部門です。医薬品の開発は長期に亘るため、そのデータを用いる場合も長期に亘ります。
臨床試験だけを考えても、十年以上かかるのも稀ではありません。このため、データとそのプログラミング言語は同じものが使われます。多くの製薬企業が用いている言語は一つです。
これは申請作業を行う時、規制当局とデータのやり取りを行ったり、解析結果の検証を行ったりする際に、同じ言語だと、言語のバリデーションを行う必要がないからです。これは日本に留まらず、海外へ申請する際にも、大きなメリットになるのです。
更には一般企業であっても、簡単なプログラムを作成する必要が生じます。
販売されているソフトウェアを買ったり、外注したりすることもありますが、もっと簡単な仕事なら、自分で作成することもあります。この時にプログラマーとして能力を発揮するチャンスもあります。
Excelで簡単なマクロを書くだけでも、業務の効率改善に役立つことは多々あります。何よりも、対応が早く行える利点があります。業務内容も熟知している訳ですから、仕様書の作成も簡単にできるのです。
このようにプログラミング技術を活かせる職場はいっぱいあります。